軽自動車のギモン

「軽ドライバーの男女比率は?」「軽自動車のナンバーはどうして黄色?」など、このページでは軽自動車にまつわるギモンに答えながら、その魅力に迫っていきます。

軽自動車は日本人の生活に根付いている?

軽自動車は、いまや日本で保有されている自動車の3分の1を占め、年間で200万台以上販売されている国民車。では、どんな形で軽自動車は日本人の生活に根付いているのでしょうか?

データで読み解く“軽自動車愛”

(出典:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会ホームページ)

軽ドライバーは男性<女性?

軽自動車のドライバーのうち、女性が占める割合は全体の63%にも上っているのだそう。自動車全体では女性の割合が43%であることから、軽自動車は女性にとって身近な移動手段であることがわかります。


軽自動車は地方で欠かせない足に

軽自動車は市町村の規模が小さければ小さいほど、保有台数が多くなるというデータも。例えば、人口10万人未満の市町村の軽自動車保有台数は全体の46%で、100万人以上の市の8%と比べると大きな開きがあります。ちなみに、軽自動車の世帯当たりの普及台数では、普及率最下位である東京都が100世帯当たり11.5台なのに対し、普及率トップの佐賀県は1世帯に1台以上の102.2台となっているんです!


日常でもビジネスでも軽自動車が人気?

自動車を使う頻度をみると、自動車全体では「ほとんど毎日」が56%であるのに対し、軽自動車は「ほとんど毎日」が77%に上っています。軽自動車の主な用途は、「買物・送迎」が46%で、続いて「通勤・通学」の32%。すべての商用車のうち、軽自動車が占める割合が60%というデータもあり、日常生活でもビジネスの場でも欠かせないパートナーであることがわかりますね。

ナンバープレートはどうして黄色?

普通車や小型車などと違って、軽自動車(自家用)のナンバーは「黄色地に黒文字」。当たり前の話ではあるものの、その謎をみなさんはご存じですか?
軽自動車が黄色ナンバーになった背景には、前ページでもご紹介した、戦後から何度も行われてきた軽自動車の規格変更が絡んでいます。というのも、ナンバープレートの大きさや分類番号の表記などの違いはありましたが、ひと昔前までは、軽自動車のナンバープレートの色は普通車などと変わらなかったのです。
それが見直されたのは、度重なる規格変更によって軽自動車の寸法が大きくなり、小型車の見分けがつかなくなったことから。1975(昭和50)年に、ほかの車両のナンバープレートと明確に区別でき、昼夜を問わず視認性が高い「黄色地に黒文字(自家用)」「黒地に黄文字(商用)」の組み合わせが採用されました。色以外にも、軽自動車のナンバープレートは時代の変化に対応しており、雪国でナンバープレートが見えなくなってしまうことから導入された「字光式ナンバー」は、軽自動車でも2002(平成14)年から導入。2006(平成18)年にはいわゆる「ご当地ナンバー」も楽しめるようになっています。

軽自動車カスタムのトレンドとは?

軽自動車は手軽にカスタムができる車両としても、人気を集めています。比較的ポピュラーなのが、スバルのサンバーなどの軽バンをベースに、VWのワーゲンバスのようなデザインにカスタムする“ワーゲンバス仕様”。都市部のオフィス街では、バンとしての空間の広さを活かし、ワーゲンバス仕様の軽バンがケータリングを行っているところもチラホラ見かけますよね。
また、近年は軽バンを「キャンピングカー」に改造するケースも増えているようです。通常のキャンピングカーが500〜600万円台が一般的なのに対して、軽バンをベースにしたキャンピングカーは200万円前後。また、道路が狭い日本でコンパクトなボディが扱いやすく、燃費や自動車税などの維持費も安いことなどから、アウトドア好きなドライバーを中心に人気を集めているのだそう。後部スペースを改造して4人が就寝可能な2段ベッドを組み込んだり、水洗式のトイレを設置したりと、その装備は本格的なキャンピングカーに劣らないほどなんです! 

軽自動車の未来はどこへ……?

軽自動車は普通車などと比べて車体が小さく軽いため、機動性が高く、低燃費で生産に必要なエネルギー消費量も少ないというエコな乗り物。そんな軽自動車のメリットをさらに進化させようとしているのが「超小型モビリティ」と呼ばれる新しい車両カテゴリーです。
これは、国土交通省が2013(平成25)年から開発を推進しているもので、寸法は軽自動車の規格内、排気量125cc以下(もしくは定格出力8kW以下)、定員2人以下、高速道路は走行しないなどの基準が設けられています。従来の自動車より少ないエネルギーで生産・走行でき、自動車市場の新たな需要創出や、超高齢社会を迎えた日本における高齢者の移動支援や外出機会の促進、カーシェアリングや観光の足としての展開も期待されているのだそう。
すでに自動車メーカーやベンチャー企業などでは、開発や普及に向けたプロジェクトが始まっています。近年の軽自動車は、寸法や排気量をできる限り大きくして通常の自動車に近づける、というコンセプトの車両も少なくありませんが、黎明期に「サンダルを履くような手軽さで乗れるもの」として生まれた軽自動車の魅力が、超小型モビリティの登場で再確認されるかもしれませんね。


生活の足としてだけでなく、生活の一部を彩るものとして普及した軽自動車。これからどんな軽自動車が私たちの生活を支えてくれるのか。その進化を期待したいですね!

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