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Special Interview 本田 翼

1ページ目でもご紹介した、少女マンガが原作の青春恋愛映画「アオハライド」。同作で主演を務めた本田翼さんに、恋愛映画について伺ってみました。マンガ好きとして知られる本田さんですが、恋愛映画となると……?

本田さんはマンガ好きを自認されていますが、映画はよく見るほうですか?

うーん、どちらかというと、映画よりもマンガを手に取ることが多いですね。

えっ! 実は今回の「Trace」が恋愛映画の特集で、本田さんには恋愛映画のお話を伺おうと思っていたんですが……。

そうだったんですね! すみません……(笑)。

いえいえ(笑)。それでは「恋愛マンガ」はいかがですか?

恋愛マンガはよく読みます。昔は少年マンガばかりだったんですけど、高校を卒業する頃から恋愛ものの少女マンガも読むようになって。遅い思春期というか、女性として、恋愛テクニックも学ばないといけないなと思ったんですよね(笑)。

どんなときに恋愛ものを読みたくなりますか?

仕事ですごく疲れているときですね。忙しくて現実とは違う世界に浸かりたいとき、ケータイも何も気にしないで、マンガを読んでキュンキュンしたくなるというか(笑)。東村アキコさんや、咲坂伊緒さん(「アオハライド」原作者)の作品をよく読みます。少女マンガだと「この展開は現実にあり得ないな……」と思ってしまうこともあるんですけど、特に咲坂さんの「アオハライド」は引き込まれました。

「アオハライド」では高校生たちの淡くもどかしい恋模様が描かれていますが、主役の双葉を演じられた感想を教えてください。

今回、初めて地方に長期間滞在して撮影したんですが、作品の世界観に没頭して演じることができました。マンガを実写化すると、「マンガのほうがいい」と思われることもあるかもしれないけれど、「アオハライド」は原作の「これは外せない!」という印象的なシーンも描かれているし、映画ならではのエピソードもあって。原作が好きな方でも楽しめるし、もちろん、映画を見てからマンガを読むのもアリだなって思います。

どんな人にこの映画を見てもらいたいですか?

高校生が主人公の物語なので、大人だと躊躇してしまうかもしれませんが、40〜50代くらいの男性の方から「泣けたよ」と言っていただくことが意外と多いんです。私が演じる双葉が、本当の友情に気づいて成長していく姿や、双葉の初恋の人・洸(東出昌大)と彼のお母さんの関係のように、家族の姿も描かれているので、世代を問わずいろんな方に見ていただきたいですね。人との接し方に悩んでいる人が見たら、何か気づきがあると思うし。映画を見て、もう一度、恋にも人間関係にもがんばってみようと思ってもらえたらうれしいです。


本田 翼 さん

1992年東京都生まれ。中学時代にモデルとしてデビューし、2010年から「non-no」の専属モデルとして活躍し、現在はTVドラマ、映画、CMなど幅広く活動。2014年12月からは主演を務めた「アオハライド」が公開。来年には「起終点駅 ターミナル」の公開が控えている。


「アオハライド」2014年12月13日全国東宝系にてロードショー 「アオハライド」2014年12月13日全国東宝系にてロードショー
公式サイト:https://www.aoha-movie.com

【監督】三木孝浩【原作】咲坂伊緒「アオハライド」(集英社「別冊マーガレット」連載)
【脚本】吉田智子 【音楽】林ゆうき 【出演】本田 翼、東出昌大、新川優愛、吉沢 亮、藤本 泉、高畑充希、千葉雄大、小柳 友、岡江久美子
(C)2014映画「アオハライド」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

累計800万部(2014年11月現在)を突破した咲坂伊緒による大ベストセラーコミックスの映画化。高校生の双葉(本田翼)は、中学生のときに女子に“はぶられた”経験から、自分を偽って毎日を過ごしていた。そんな日々の中、中学時代の初恋の相手「田中くん」(馬渕洸/東出昌大)と運命の再会をするーーヒロインに本田翼、双葉の初恋の相手に東出昌大を起用し、2人を取り巻く仲間たちの友情と共に、高校生のもどかしく切ない恋を描いた青春ラブストーリー。

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