あだ名の由来はさまざまですが、総じて人柄が垣間見えるものです。
みなさん、これまでの人生でどんなあだ名が印象に残っているのでしょう?
今回はあだ名にまつわるエピソードを聞いてみました。
出典:(株)マイナビ マイナビニュース「あだ名に関するアンケート」
2013年9月 男女500名 (ウェブログイン式)

「いいえ」の方が多いという結果ですが、思い出に残るほど“インパクトのある”あだ名は少なくて当然??
「はい」と答えた方に「それはいつ頃付けられたあだ名?」を聞くと、もっとも多いのが小学校時代の43%。
中学校(24.1%)、高校(16.7%)と続き、社会人になってからは5.2%と少数でした。
やはり学生時代のあだ名は学生時代の思い出なのでしょうね。
では、忘れられないほどのあだ名とは、いったいどんなものなのでしょうか?
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●「ライオン丸…高校時代に体育の先生から『ライオン丸』とあだ名をつけられました。
毎回その名でよばれるので学校中に広まりました。理由は髪型で、お前の髪型は
ライオンみたいにタテガミがあるように見えると言う理由です」 (神奈川県/50歳以上/男性) - たぶん先生は「快傑ライオン丸」が好きだったんですね。ヒーローに例えられたんですから、良しとしましょう!!
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●「ヘルメット…お母さんに髪を切ってもらったらヘルメットみたいになったので、
あだ名がヘルメットになった」(福岡県/27歳/女性) - 髪型由来のあだ名では定番ですね。でも、お母さんはあなたを可愛くしようと頑張ったんですよ。結果がヘルメットだっただけです。
- ●「さんま…一本で結ばれた三つ編みがさんまの形に見えたらしい」 (東京都/25歳/女性)
- 相当先がとんがっていたんですね。頭からさんまが突き出している様子を思い浮かべると、かなりシュールですね。
- ●「てる…坊主頭だったので、てるてる坊主を略して『てる』になりました」 (山梨県/35歳/男性)
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坊主頭ってあだ名付けられやすいですよね。中でも、この言葉の進化っぷりはユニークです。
本名に「てる」は入ってないんでしょうか? - ●「ベジータ…クラスの男子にいました。髪型がベジータっぽかったんです」
(千葉県/33歳/女性) -
ペジータさんの髪型と言うと、かなり逆立ってますね。しかも、おでこはM字。
もしかしたら、本人は意識してたのかもしれません。

もっとも多かったのが、見た目のイメージから付けられたあだ名。
どの回答も一ひねりあって、思わず「うまい!」と言いたくなります。
また、意外に多かったのが「ほっぺ赤い=りんごちゃん」でした。
さらに、他の回答も見ていきましょう。
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●「かわにし…一見、川西という苗字のようだが、私の苗字に西がつき、『かわいそうな西…さん』が縮まった。
『かわいい西…さん』ではない」 (千葉県/24歳/女性) - ややこしい!けど、そんなあだ名を付けられる、あなたがかわいい!
- ●「主(ぬし)…大学の研究室に入り浸っていたら、主(ぬし)というあだ名になってしまった」 (愛知県/25歳/女性)
- 悪くないあだ名だと思いますが、できれば主(あるじ)のほうが良かった!?
- ●「ざん…山という文字から」 (愛知県/50歳以上/男性)
- 音読みか!
- ●「ドラえもん…体育の授業で友達とモノマネをしていました。たまたまドラえもんのモノマネしてるときに男子に見られ、 ドラえもんが定着。 駅で会ったとき、大声で『ドラえもーん』って呼ばれるのが恥ずかしかった(笑)」 (神奈川県/26歳/女性)
- 何か道具出してくれますか? 駅で「ドラえもーん」って声がしたら、周辺の人たちは思わず振り向いてしまうでしょうね。
- ●「トマト…もともとの名前が上から読んでも下から読んでも同じ名前なので」 (神奈川県/23歳/女性)
- 随分、ウィットに富んだあだ名ですね。トマトちゃん、甘酸っぱい恋をしてそうです。
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●「ゴリラ…かよわい女の子は走る時に横に腕を振るイメージがあったので、
わざと腕を横振りにして走ってみたが、腕を下に向け走っていたためゴリラとなった」 (千葉県/27歳/女性) - 狙いと真逆すぎます! どれだけ腕を振るのが下手だったんでしょうか(笑)
- ●「マティ…巨人のクロマティが活躍してから」 (東京都/41歳/男性)
- 「活躍してたから」って、それ理由になってます? 日に焼けて黒かったから、とかの理由ならまだわかる気がしますが。
- ●「しゃけ…回転寿司でサーモンばかり食べていたらつけられた」 (神奈川県/24歳/女性)
- サーモンはおいしいんですけどね。そればかり、ってのがいけなかった! 生、炙り、トロで、ずっとサーモンループできますからね。
- ●「おっぺり…国語の授業で文字を読み間違えたのが原因」 (大阪府/24歳/女性)
- 何をどう読み間違えたら「おっぺり」になるのか、気になるところです。口にした瞬間の爆笑ぶりが目に浮かびます。
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●「技師…壊れたメトロノームを分解して勘で直していたら、そう呼ばれていた。
その後、吹奏楽部内の色んなパートから修理依頼が入るようになった」 (東京都/25歳/女性) - そして、今本物の技師に…。何てストーリーが浮かびますが、実際どうなんでしょう。秀逸なあだ名!
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●「えりちん大統領…名前がエリだったので、
その当時エリツィン大統領が流行っていたから」 (埼玉県/26歳/女性) - あだ名が本名より長くなってる……絶対呼びにくいでしょ!
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●「ラッシャー…苗字が木村と言うだけでラッシャーになった」
(兵庫県/37歳/男性) - 安易!(笑)でも、同世代の人は笑わずにいられないあだ名ですね。
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●「宇宙人…スポーツも出来て、頭も良かったので、人間とは思えない能力がついてるということで、
そう呼ばれた」 (京都府/31歳/男性) - どれだけ能力が高かったのかが分かりますね。だって、もはや人間を超越してるわけですからね。羨ましいあだ名です。
- ●「妹…私に姉がいたから」 (大阪府/36歳/女性)
- それ、あだ名じゃなくて説明ですから!

安易だったり、ユーモアが効いていたり、時には残酷だったり……と
バラエティに富んだ回答が集まりました。でも、あだ名で呼び合うって何だか良いですよね。
親しみがこもっていて、コミュニケーションの原点だったような気がします。
もう1歩、仲を深めたいあの人をあだ名で呼んでみるってどうでしょう? 怒られない範囲で、ぜひ!