これからやってくる、ジメジメした梅雨や汗ばむ夏。汗や皮脂が衣類につきやすく、汚れが落ちにくくなってきます。しかし、ほんのひと手間をかけるだけで、仕上がりに大きな差が出ることを知っていますか? 今回は、洗濯王子・中村祐一さんに、洗濯のキホンとこの時期ならではの工夫を聞きました。
- クリーニング店はお店によって、洗い方や金額に差があります。大事な衣類は高いけれど丁寧に洗ってくれるお店、いつものワイシャツは低料金のチェーン店など、衣類によって使い分けると、無駄な出費も減ります。
- 事前にシミや汚れをチェックし、その内容をクリーニング店に伝えると、汚れに応じた洗い方を工夫してくれます。また、普段クリーニングに出さないTシャツやポロシャツ、シーツを出すとくすみがとれたり、ハリがでるなど驚きの変化が感じられます。
- スーツは休ませるサイクルがあると長持ちします。5着ほど用意し、それぞれを月に1回程度クリーニングに出すのがよいでしょう。季節物は1シーズンに1度しかクリーニングしない方が多いですが、中間洗いを入れることで衣類もリセットされ、長持ちします。
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監修 中村 祐一 さん
国家資格クリーニング師。長野県伊那市のクリーニング店「芳洗舎(ほうせんしゃ)」3代目。家業のかたわら、行っていたクリーニングや洗濯についての丁寧なアドバイスが評判となり、“洗濯王子”として注目を浴びる。雑誌やテレビで洗濯アドバイザーとして幅広く活躍中。